タップの加工方法 〜「転造タップ」と「切削タップ」の違い〜

タップ加工は転造タップと切削タップの2種類があります。

切削タップ

円筒内面にねじ溝を削り出して作ります。
「削り出す」ので削りカス(切粉)が大量に発生します。

転造タップに比べてトルク(回転力)は少なくて済みますが、 削りかすを除去しながらの加工となるため大量生産には不向きな加工方法で主にM8以上の大きなタップに用いられることが多い加工法です。

転造タップ

円筒内面を塑性変形(盛り上げ)させることにより溝でなく、山を作っていきます。
その為、削りカス(切粉)が発生しないので大量生産品に向いていますが、加工に大きなトルク(回転力)を必要とするためM6以下のタップに多く用いられます。

当社では順送金型を使った精密器具を多く扱っておりますので、 プレス機のスピードに追従出来る「転造タップ」の技術を永年培ってまいりました。 タップ加工に関するご質問・ご相談がありましたらお気軽にご連絡下さい。