2019年11月8日

オリジナル生産管理システム(開発中) 開発者インタビュー

製造業においては、希望される製品をお客様の期待以上の品質でお答えすると同時に、希望納期にお応えできるよう常に生産効率を考えることが重要になります。

成光工業においても、高品質、短納期で製品をお届けすることは最も重要な課題の1つであると考えております。

端子やブスバーの製作をおこなう成光工業では、完成製品ではなく、構成部品をご提供させていただくことがほとんどなので、納期が遅れてしまうとお客様の組立工程までが遅れてしまう危険があります。

そのため、成光工業では品質向上・納期遵守のためにシステム開発部にて、成光工業オリジナルの生産計画システムを開発しております。

今回はそのシステムによってどのような生産性向上・納期遵守を実現しているのか、システム開発担当者にインタビューしていきたいと思います。

Q. 生産管理を独自に開発しようとしたきっかけは何ですか?

実は前職は全く関係のない分野にいたのですが、IoTやAIの発展により、製造業における工場全体のシステム化について興味を持ちこの業界に入りました。

最初は、ある機械がエラーで止まった際、工場の何処にいても分かるようにスピーカーで放送が流れる装置などを開発していたのですが、現場の声を聞くと、根本ともいえる生産計画システムが自分たちの仕事にマッチしていないということが分かって来ました。

従来はパッケージの生産管理システムを使っていたのですが、これら市販ソフトはあらゆる製造業に適応できる設計になっているため、自社にとっては余分な機能が入っていてそれが原因で手数が増えたり、逆に欲しい機能が無い為に別の方法で補ったりという問題点がありました。
納期短縮に直結する生産計画においても、汎用的な計画機能では自分たちの計画立案に適用できず、生産計画システムに無理やり現場のやり方を合わせるという問題も起きていました。

そこで、使い勝手の良いオリジナルの生産計画を作ってしまおう!ということになったわけです。

Q. 生産管理システムを制作するにあたって重要だと思っていることは何ですか?(生産計画システムにおいて、大変だったところは何ですか?)

  • 実際に働く現場の方から徹底的に意見を聞くこと
  • 生産計画システムの柔軟性

に尽きると思います。

現場の声を聞く。これが一番大変でした。
私は現場からエンジニアになったわけでないので、現場の方が感じていることは現場の方から聞くしかありません。

しかし、現場の方々も生産管理システムで困っていることは挙げられるものの、生産効率の改善を目指してどのように改善すれば良いかというと、IT技術でどの程度のことが出来るのかがイメージできないということも多く、なかなか意見を吸い上げるのが難しかったです。
これは生産管理システムに関係ないだろうと思われることも、こちらからすると連携出来ますよ!ってことも多くて。
現場からはこちらがどこまで出来るか(実現できるか)分からないし、こちらは何を改善する必要があるかわからない。そのため何度も何度も議論を重ねました。

会議して仕様を決めて開発に着手しても、実は他の工程を考えると前回の仕様はちょっと使いにくいよね?ということになり、一から仕様考え直しということもありました。
しかし、妥協せずに自分たちが「納得できるものを作ろう!」と最初に決めていたので、何度でも仕様を練り直しました。

生産計画システムの構築の難しさは当然あります。
私も全く異なる分野にいたわけですから、当時はシステム構築のスペシャリストではありませんでした。
しかし、だからこそ、チーム一人一人の得意分野を持ち寄って、沢山の議論を重ねて納得のいく開発が出来たと思います。

Q.今まで使っていた生産管理システムと何が違いますか?

沢山改善したポイントはあるのですが、大きな改善点としては以下の2点が挙げられます。

  • 生産計画の機能性向上
  • クラウド化

生産計画の機能性向上

生産計画は機械の回転数・在庫状況や生産状況、作業員の人数にも影響されます。
従来の計画では納期順(納期が近くなってから製作する)でした。

しかし寸法の出にくい製品や機械の回転数が落ちているなどトラブルが起きるとシステムでは調整出来ないため、生産管理者が製品一つ一つ計画を確認する必要がありました。

そのため、成光工業で開発した生産管理システムでは、回転数・在庫状況や生産状況、作業員の人数など現場の状況に合わせ生産計画を変えられるように設計致しました。

クラウド化

従来の生産管理システム、現在販売されているシステムもそうですがアプリケーションの入っているパソコンしか生産管理システムを確認することが出来ず、出先で営業している人がお客様の営業中に確認することが出来ないことが不便でした。

成光工業で開発しているWebベース生産管理システムは営業担当者・責任者が出先でも日々の生産を確認できるようになります。
OSに依存しないため、パソコン等の機材の更新を行う際なども引き継ぎ作業は必要なくなります。

また、システムを使用している中で現場から上がった意見を元に、日々機能の改善を行っていくのですが、開発者がサーバーを更新するだけで、ほぼリアルタイムにシステムを更新することができ、煩わしい更新作業が必要ないのもメリットの1つです。

まとめ

今回は現在開発中の生産管理システムについて開発者にインタビューを行いました。
お問い合わせ等ございましたらこちらよりお問い合わせください!