2023年8月23日
唯一無二の相馬野馬追
7月になって本格的な夏もはじまり35°を普通に超える記録的な日が多くなってますね。
先日も国連事務総長が「地球温暖化の時代は終わり地球沸騰化の時代に突入した」との
発表がありましたが、グローバルワーニングからグローバルボイリングとなるようです。
そんな暑い中、以前より非常に気になっていた相馬野馬追2023に行く機会が突然訪れ、
初日だけですが行ってきました。
相馬野馬追は国の重要無形民俗文化財にも指定されており、甲冑やお大名等の格好をして
馬には古馬具を装着させ、古い型の馬術で370騎が市内を行列で練り歩いたり、
競馬や神旗争奪戦などを3日間掛けて行う祭典となります。
歴史は古く1000年以上前の平将門が今の千葉県で野馬を放して軍事訓練を行った事が
起源の様です。
https://soma-nomaoi.jp/
(相馬野馬追公式サイト:相馬野馬追執行委員会)
今年の総大将は相馬藩主末裔の相馬言胤氏で広島県在中の中学3年生との事で
それもまたびっくりです。
至近距離でみる馬や甲冑は迫力そのもので、久しぶりに興奮しました。
この暑さの中で甲冑など武装してでは人も馬も負担が大きすぎて命の危険にかかわるとの
事から開催時期を変更するべきとの話もあり賛否両論の意見があるみたいですね。
市内を回る、お繰り出しが終わると場所を南相馬の雲雀ヶ原祭場にて総大将お迎え
や各郷の本陣到着報告儀式などを行ってました。
行列をなして約370騎が入場してくるのですが、各郷ごとに本部へ報告を行います。
中には中学生くらいの女の子も馬に乗り、大きな声で「到着のご報告を申し上げます!」
などと勇ましい感じが非常に心打たれました。
その後は宵乗り競馬となります。
砂煙を立てて颯爽と一周致します。
参加をしている武装した人に話を聞きましたが、この野馬追に命を懸けている人は多くて
個人で馬運車を所有して甲冑に数百万掛けている人もたくさんいる事や、
馬の機嫌が悪く馬運車に乗らなければ乗馬で2時間かけて会場まで来る事も有る様です。
参加されてい方々は本当に馬を愛し、野馬追に誇り持っておられるのだと思いました。
今回は非常に残念ながら初日しか見学できなかったのですが、
到底1回では見切る事は出来ないので来年も是非とも見学させて頂きたいですし、
参加やお手伝いが出来る事があれば何かしら係わってみたいと感じました。