2023年7月12日

ちょっとしたところから作業改善を!【作業効率アップの便利な道具紹介】

こんにちは!製造チームです。
前回の投稿からまたまた順番が回ってきました。

いや~、時が過ぎるのはあっという間ですね。
前回は春にちなんだ投稿をしたのですが、今回はもう夏に差し掛かろうとしています。
皆様体調に気を付けて日々をお過ごしください。

さて、先日無性にプラモデルを作りたくなり、久しぶりに購入してみました。

ここ数年は全然作っておらず工具もあまり持ってなかったので、
購入に合わせて工具も新しく買い直しました。
プラモデル用ニッパー、デザインナイフ、各種ヤスリ、ピンセット等色々入って2,000円くらい。
ちゃんとしたメーカーものではないので値段相応かもしれませんが、
あまりこだわりのない自分にとっては、2,000円であれこれ手に入るのは非常にうれしい限りです。
以前は持ち合わせの工具のみで作っていたので、これだけ道具がそろっていると作るのも楽しいですね!
私は製造に属しているので製品の生産をしますが、寸法が公差から外れたり、
製品にバリが出て修理ということがあります。

金型内に多数工程があり、調整したい箇所のコマを抜き、側面や底面にシムテープを入れ、図面寸法を満足するよう寸法を調整します。
(※高さや左右前後の位置を変えることで寸法が変化します)

ひとつひとつコマは小さいので、シムテープを入れる際はよくピンセットを使用します。

入れたシムテープを変更するときもピンセットを使いますが、加工油がついてしまった場合、
シムテープがピタッと張り付いてしまい取り除くのにとても苦労します・・・

そこで、メンテの大先輩から頂いた道具がとても役に立ちます!
写真のような「先端に磁石が付いた棒」です!
・・・特に名称があるわけではないのでそのままの名前です。。。
IMG 0025

基本シムテープは鉄できているので磁石にくっつきます。
その性質を利用したものですね。

IMG 0026

金型を取り付ける前の状態でも非常に重宝しますが、
一番役立つ場面はプレス機に金型が取り付けられた状態だと思います。

製品の角度を調整する為に修正ダイというものがあり、
それの高さを変更するのにシムテープが使われています。

通常は金型をプレス機から外して、、、
なんて作業していたのですが、その棒があれば金型を外さなくても
シムテープだけ変更できます(※すべての金型でできるわけではありません)。

金型の乗せ降ろしが無いだけで作業が随分と楽になります。

すでに同じようなものを使っている方はたくさんいると思います。

もしかしたら、当たり前の道具なのかもしれません。

ですが、そんなちょっとした道具でも情報共有して、
作業改善に繋げられたら良いなと思います。