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コンパウンド事業部、機械紹介(押出機編)
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コンパウンド事業部、機械紹介(押出機編)

皆様こんにちは! 今週のブログ記事はコンパウンド事業部チームが担当いたします。

コンパウンドとは?

早速技術の紹介や日常業務の説明に移りたいのですが、その前に。 読者の皆様は”コンパウンド”という言葉に馴染みがございますか? 一般的に”コンパウンド”というと車などのキズ消しに使う研磨剤のイメージがありますよね。 我々のコンパウンド事業部は研磨剤としての”コンパウンド”ではなく、英語の”Compound”に由来を持ちます。 “Compound”を英和辞典で調べると「混ぜ合わせる」という意味があります。 我々コンパウンド事業部はその名の通り“混ぜ合わせる”ことを主軸とした事業部です。 例えば合成樹脂にフィラーと呼ばれる添加物を混ぜ合わせ、新たな特性をもたせたり、溶剤に顔料を混ぜ合わせ塗料を製造したりと様々です。 また、ただ混ぜ合わせるだけですと、フィラーが樹脂や溶剤の中で固まってしまったり、ムラができたりしてしまいます。 そこで大事になってくるのが”分散”という考え方です。 例えばお茶を思い出してみてください。 急須から湯呑に入れた直後のお茶はお茶葉が舞っていますよね。 この状態を、お湯の中にお茶葉が”分散”しているといいます。 ただ時間が経つとお茶葉は底に溜まって沈殿してしまいます。 この沈降を防ぎ分散している状態を保つ手法を“分散技術”といいます。 我々コンパウンド事業部は“混練”そして“分散”の2つのキーワードを軸に商品の設計開発を行っております。

機械紹介

コンパウンド事業部技術紹介第一回目として、樹脂を混ぜ合わせ造粒する機械、「押出機」のご紹介をさせていただきます。 一口に押出機と申しましても様々な種類がございますが、その中で弊社は”2軸混練押出機” という機械を二台所有しております。 押出機という機械は種類が多々あるとは申しましたが、大まかな工程はどれも同じです。 樹脂を溶かし、スクリュで押し出す。ただこれだけ。 弊社の所有する二軸混練押出機は、押し出すためのスクリュが名前の通り二本ついております。 これら二本のスクリュにより樹脂を混練し、フィラーを分散していきます。 スクリュの構成は組み替える事ができるため混練する樹脂や分散させたいフィラーごとに使い分けていきます。 もちろんただスクリュを組み替えるだけではなく、温度の管理やスクリュの回転速度も押出機のオペレーションには重要です。 例えば同じPP樹脂でも混ぜるフィラーや樹脂の状態により最適な温度設定、スクリュの回転速度が変わってきます。 そのような細かな差異を観察し、運転に反映させていくノウハウが必要になる、見た目以上に奥の深い機械です。

では実際に弊社の“押出機君”たちをご覧いただきましょう。 1号機 コンパウンド押出機

年式は古いですがまだまだ現役です。 主に黒いフィラーを含む製品を流しております。

2号機 コンパウンド「押出機」2軸混練押出機

今年になって導入された新入りです。 主に白いフィラーを含む製品を流しております。

見た目はごついですが両機ともに試作サイズの機械となっております。

では最後に稼働している“2号機君”の勇姿とともにこの記事も終わりにしたと思います。 コンパウンド「押出機」樹脂を吐出している様子

樹脂を吐出している様子です。 樹脂をバレルの中で溶融させ機械先端に装着されている金型から吐出していきます。

コンパウンド押出機2 このような紐状の形をストランド形状と呼びます。 冷却のために水槽の中を通っていきます。 ペレタイザーというストランドをカットするための機械 ペレタイザーというストランドをカットするための機械です。 中で歯車についたカッターが回っており引っ張り込まれたストランドを細切りにしていきます。

かなり駆け足で大雑把な概略のみの説明になりましたが、また次回以降の記事で詳しい解説を予定しております。

来週の記事は川崎本社工場製造部が担当いたします。 お楽しみに!