2022年11月9日
復活!只見線 奥会津の旅
秋も深まり11月初旬、白河工場の周辺の木々も色づき始め、
平野部でも紅葉が見られようになりました。
朝晩の冷え込みで紅葉前線は北から南へ向けて葉の色が紅色に変わっていく季節となりました。
(白河工場とその周りの風景)
先日、朝礼でわが社一番の長老さんから「只見線が運転再開した」との話を耳にして
10月22日、23日の休日に紅葉の見頃を迎える長老さんの故郷「奥会津」へ足を運びました。
以前のブログ“白河ラーメンだけじゃない。”で只見線の一文がありましたが、
今回は旅のエピソードも交えて「只見線」の魅力を語ってみました。
「皆さんお忘れ物はないですか?そろそろ発車いたします。」
〇只見線って何?
JR只見線は、福島県の会津若松駅と新潟県の小出駅を結ぶ路線です。
冬の間は積雪による通行止めになる道路もあるため、只見線は地域の方々にとっては
大切な交通機関としてその役割を果たしてきました。
また渓谷や鉄橋などが所々にあり、四季折々の風景が楽しめる路線になっています。
〇只見線と災害 ~東日本大震災、新潟・福島豪雨~
2011年、東日本大震災とそれに伴う原発事故により福島県は甚大な被害を受けました。
同年、追い打ちをかけるように新潟・福島豪雨災害が発生。
只見線は鉄橋の崩落、土砂崩れによる線路の崩壊など、さらなる被害 を受けました。
災害後、JR東日本の懸命な復旧作業により一部区間での運行が再開 されましたが、
被害が特に大きかった区間は、つい先日までバスによる代替運行が行われていました。
〇只見線の復活
写真は旅のひとコマの只見川の様子です。
まだ色づきは4割程度といったところでしょうか。
もうすこし経つと色とりどりの 紅葉 が見られます。
こちらは、只見川に反射する只見線と鉄橋です。
こちらの撮影ポイントからの、四季折々の風景はとても見応えがあります。
特に、朝靄のかかった風景 や 雪で真っ白になった風景 は
見応え十分の絶景スポットです。
被災から11年2ヶ月が経ち、今年10月“祝”全線運転が再開 されました。
運転再開を待ち望んでいたファンの1人としては、以前の生活の風景が戻った安堵感と
沿線に広がる四季折々の風景が見られる楽しみで胸がいっぱいです。
キハE120形ディーゼル列車と鉄橋、山並みが 只見川の水面に映る 美しい風景は 感動 でした。
運転再開を機に、地域の活性化が進むことを願います。
〇最後に
地域に根付いた活動をなにか会社として社会貢献できたらなぁと・・・
今回の只見線再開や災害の復興から感じました。
余談ですがこちらの写真は、JR只見線 会津柳津駅 です。
歴史を感じ風情があり私が 一番好きな駅舎 です。
某ゲームの舞台設定に、こちらの駅舎や冬の会津地方は使われています。
これからの季節、雪化粧した会津の風景を見にあなたも是非 来らんしょ!
興味をお持ちいただけましたら「只見線ポータルサイト」をご覧になってください。
「では、終点になります。最後までお付き合いありがとうございました。」