2019年6月21日
そんな形も!?マシニングでの特殊形状加工!
前回の「マシニング加工を用いたかっこいいメダルの製作」ではマシニングセンタでの特殊形状加工についてお話ししました。
今回は自社で使用する物をマシニングセンターで加工した物の中でも、中心に向かってカーブがついているような特殊な掘り込み形状の部品を例にご紹介します。
前回のブログにて紹介したメダル製作とは材料や形状が異なるので前回とはまた違った点について注意が必要となります。
そのため今回は前回とは違った視点からマシニングの加工についてご紹介していきたいと思います。
材質の硬度による注意点
今回の製作については前回のメダル製作と材質が異なるため、加工速度などを変える必要がありました。
また、ドリルにはそれぞれ回転速度や送り速度などの推奨値があり製作物の材質やドリルの径などに応じて変更する必要があります。
しかし、機械によって出力できる回転速度の上限が決まっているため、使用するドリル等の回転速度が推奨値まで出ない場合には、オペレーターの永年の経験から、速度を調整します。
カーブのついた掘り込みの加工方法
カーブのついた面を加工するには、大きい径のエンドミルで粗取りをし、少しずつ加工するエンドミルの径を小さいものに替えていくことで、表面の粗さを小さくし、滑らかなカーブに加工できます。
まとめ
今回は特殊な形状の部品加工に使用したマシニング加工知識のご紹介を行いました。
成光工業ではマシニング加工を用いることで、銅以外の製品の加工や異形状のものを含む様々な形状のブスバーの製作にも対応できます!
複雑な形の部品やブスバーについてお困りのことがございましたら、お問い合わせフォームより、お気軽にお問い合わせください!